[2012 発表要旨]

松野 靖子 MATSUNO, Yasuko

AQUAS / 高知大学大学院
社会人時代に始めたスキューバーダイビングの魅力に取り付かれ、1998年にPADIインストラクターを所得。すぐに会社をやめ、奈良県のショップに勤務後、パラオ、 奄美大島を経て、2002年、最後に行き着いた柏島の素晴らしい海でダイビングガイドとして今年で10年になります。 柏島で次から次へと出てくる未記載種を自らの手で明らかにしたい一心で、2010年より高知大学大学院海洋生物学研究室(魚研)に社会人で入学、産休をはさみ、一歳になる娘の子育てに毎日奮闘しながら現在も在学中です。

[ 発表要旨 ]

柏島の魚類相と黒潮の関係

 10年間柏島の海を潜り続けて、海外にしか居ない日本初記録種、未記載種などが次から次へと現れることは何故かということを柏島沖で複雑に入り交じる黒潮や海流の関係からその答えを推測してみた。四国沖の近くを通る黒潮は小笠原の付近で反流となってもう一度沖縄方面に向かい(小笠原海流)、もう一度黒潮とぶつかりあい、柏島に垂直に流れ込む。この事からフィリピン種、小笠原種が柏島に入ってくることを説明できる。また入ってきた種が柏島に残り、生息しやすい環境の要因をいくつか推測した。
 最後に今現在、過去に発表された884種に174種を加え1058種確認できていること、今後もフィールドワークとしてデータを蓄積し、発表することを目標にしていきたい。