[ 2014 口頭発表 要旨 ]













中尾 隼人 NAKAO, Hayato 

徳島大学 工学部 都市デザイン研究室 大学院生
現在、徳島大学大学院都市デザイン研究室で景観工学を専攻しています。昨夏の学生キャンプに参加したことをきっかけに、インターンシップで口屋内地区の文化的景観のハード整備に関する業務に携わらせていただきました。

[ 発表要旨 ] 
口屋内集落における文化的景観のハード整備について-インターンシップで学んだこと-

 口屋内地区のハード整備を考えるに当たり、現地を「来歴を分かりやすさ」という視点で見ると、農地と道路や宅地と道路の境目、つまり土地利用の境界部分に問題が集中していることが明らかになった。また、その境界部は石積みで構成されていることから、境界部の石積みにスポットを当てたハード整備の具体的な方法として以下を提案した。1)本質的価値である土地の高さは最低限守ってもらう。2)来歴のわかりやすさに関係する石の積み方などの細かなディテールは出来る範囲で選択してもらう。
 文化的景観は、歴史景観とは違い、住民の生活の変化や選択によって大きく変化することもある。しかし、その変化は、これまでの来歴や価値を参照し、それらを踏まえたものであることが重要であると考える。このような思いがこの提案の根底にあり、境界部の石積みにスポットを当てたハード整備がその第一歩になればと思う。