[ 2014 口頭発表 要旨 ]















中田 巌 NAKATA, Iwao 

大月町備長炭生産組合 事務局長
平成21年4月より「町内の資源ウバメガシを活かした産業づくり」ができないものか、と「大月町伝統産業育成協議会」を立ち上げ、生産者9名のうち5名が20代という若者の働き場の一つとして成果が出つつある。

[ 発表要旨 ]
 
地域の資源ウバメガシを活かした産業づくり

 大月町では、平成21年4月より、町木である一本の木ウバメガシを活用した産業づくりに挑戦しています。元々、大月町では40~50年前までは、山のいたる所で「炭焼き」が行われていました。しかし、戦後の燃料改革により、炭が日常あまり必要とされなくなってしまい、「炭焼き」という仕事が淘汰されてしまい、山は放置されてきました。
 そこで再生可能エネルギーが見直されるようになった今、もう一度「炭焼き」という仕事を掘り起こし、若者の就労の場にできないものか?と行政の提案で事業を開始しました。現在では行政の多大なる支援の元、9名の生産者を育てることができており、その中でも20代が5名という、当初の目的であった若者の就労の場としての成果が出つつあります。
 彼らがつくる大月町産の土佐備長炭は評判もよく、順調に全国の市場に出ております。しかしながら「炭焼き職人」という閉ざされがちな環境の中でのお仕事となりますので、できるだけ外部の方々と接触する機会を設け、心身ともに成長していく姿を見守っていきたいと思っています。