[ 2015 口頭発表 要旨 ]


小笠原 洋 OGASAWARA, Hiroshi

三原村森林組合 加工部

若い頃は大工でしたが、知人の猟師に頼まれ、くくりワナ作りをしていた。一方、森林組合では、作業員の雨の日の仕事としてくくりワナ製作に取り組んでいた。組合の作業員でもあった私とタッグを組み、生まれたのがこのワナ。「跳ね上げ式のような危険な物じゃなく、もっと仕掛ける人にやさしいワナはできないか」と、試行錯誤してできたのがこの「ばねなしくくりワナ」。安全で設置が楽、と高い評価を得て、ただいま全国販売中。

大塚 真紀 OTSUKA, Maki

三原村森林組合 職員 

職員歴6年。くくりわなの担当者としてもうじき3年。「私にでも掛けられるものを!」といのしか御用を開発してもらったから わな猟免許を取得しました!今後の野望は・・・目指せ!狩りガール!?

 

[発表要旨]

ばねなしくくりわな「いのしか御用」

 林業は雨の日には仕事ができない。 作業員の雨の日対策として平成23年からスタートした小さな取り組みから始まり、現在では、画期的と言われまでの、これまでになかったばねのないくくりわなを平成26年7月より全国販売するまでに至った。

 【特長】 ばねがない、だから安全。バネがないので仕掛ける人にも第3者にも易しい。 素材に拘っているので、耐久性に優れている。 コンパクトで軽量。 そして本体中央部には、20KGの重量設定をすることにより、狩猟界で最もトラブルになると言われる猟犬が誤ってかからないよう配慮している。

 【誕生の経緯】 雨の日対策を模索していたこと。 ある一人の職員からの提案。 前組合長の決断。 くくりわな製作への取り組み。 小笠原との出会い。 素人考えの私の一言。 そして小笠原がそれに応え、構想をしっかりと形にしてくれたこと。 森林組合連合会を通じての全国販売。 それらいろんな事柄や人がうまく噛み合って、生まれ、送り出された「いのしか御用」 一人の力は大したものでなくても、補い合えば大きな力になるということ。 全てに関して共通して言えることではないでしょうか。 いのしか御用が狩猟者に係る負担の軽減に役立てるよう、 この小さな三原村から全国へ向け、最大限に魅力を発信していきたいと思います。