発表者紹介

福井 恒明 FUKUI, Tsuneaki, Ph.D. 
法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科 教授 博士(工学)

1970年東京生まれ。専門は景観工学、景観行政、公共構造物・空間のデザイン。四万十市の文化的景観に携わったのをきっかけに、学生と繰り返し幡多を訪れています。四万十が日本一暑かった日(2013.8.13)には家族と黒尊川に浸かっていました。

[発表タイトル]

四万十学生キャンプで学生はどう変わったか

2013-15年に開催された「四万十川流域5市町連携学生キャンプ」。複数の大学から様々な専門の学生が集まりフィールドワークと提案を行います。法政大学からは3年間で11名の学生が参加しました。地元の皆さんから話を聞き、文化的景観について議論する体験は学生達にどんな影響を与えたのでしょうか。11名全員にアンケート調査をしました。参加したばかりの学生は「楽しかった、初めての体験、理解が増した」といった直接的な感想が多いのですが、3年前に参加した学生は「身の回りには見かけだけで判断できない価値のあるものが山ほどある」「(四万十で獲得したものの見方から、赴任先の)東北でも鮭漁や石積みを見てしまう」「日頃から知識を得て(自分の準備をして)おかないと、現地を見ても何もひらめかない」等の答えがありました。学生キャンプの経験は、時間が経つにつれ彼らの生きる姿勢や価値観に影響を与えているようです。