発表者紹介

畑 俊八 HATA, Syunpachi
株式会社 土佐百 四万十事務所

農家7割土壌障害相談3割の日々。土づくりマスター(土壌医検定2級)。就農約20年。セルフビルダー、もんぺライダー。オーガニック・有機農業運動のおっかけがライフワーク。

[発表タイトル]

検証農村伝説:有機農業のリアル

 20年前に有機原理主義に沿って営農を開始。有機資材さえ使用すれば品質もよくなると信じていたが土壌養分の過剰蓄積により病害虫増加し、品質や収量も低下していった。現在では養分量をモニタリングしながら最小限の施肥に変更し収量品質とも安定している。有機肥料や堆肥であってもその投入量や質によっては土壌汚染の原因となることは留意しなければならない。私の圃場だけでなくリン酸、カリ、石灰過剰などアンバランスな土壌が目立つようになってきた。特に有機栽培だからといって環境負荷が低いということはない。かといって投入なしの農法では業としてはなりたたない。また自分の圃場だけ良くても意味がない。業を成り立たせながら流域内の環境負荷を低減するための具体策としてまずは流域内の農薬、肥料、土壌改良材の投入量の把握が必要であり、過疎化が進行する小さな支流域ではその実現性がある。それは新しいかたちの販促にもつながるはずである。